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研究者インタビューのお知らせ! − 名古屋大学 教授 篠原 久典先生 −

研究者インタビューのお知らせ!
− 名古屋大学 教授 篠原 久典先生 −

篠原先生 本年度最後の研究者インタビューは、世界でのフラーレン研究の第一人者、名古屋大学・篠原久典先生です。

『フラーレン』とは、私達生物に最も近いともいえる元素(C)のみで出来ている籠状の物質です。活性酸素を除去してシミを防ぐ効果があるために化粧品に添加されていたり、強度を増すためにスポーツ用品素材に添加されていたりと、実は今や身近な製品に様々な形で利用されているとても身近なものです。また、太陽電池などのエレクトロニクスへの応用・実用化も急速に進んでいます。
篠原先生は、SPring-8を活用したフラーレンの構造解析をはじめ、その実用や応用についても様々な研究を行い、功績を残されていらっしゃる方です。

フラーレン図 1990年、篠原先生が出席した国際学会でとても鮮烈で印象的な口頭発表がありました。
1985年の発見以降、研究者達が頭を悩ませていた『フラーレンの大量生成』が成功した、という突然の発表でした。それまでの研究テーマを変えてしまうほど、とても大きな衝撃を受ける場に居合わせてしまったのです、と先生は話されます。
以来、世界中の研究者達は、そのままでも特性を発揮することは勿論、構造の内部に金属原子を取り込ませたり、官能基を付けたり、カーボンナノチューブの中に取り込んだりと、様々な形で様々な特性を発揮する[フラーレン]という魅力的な物質の研究に熱狂します。

結果、『フラーレン』は、発見からほんの30年足らずの間に私達の生活にさまざまな形で利用されるまでになりました。
篠原先生は、『フラーレン研究の大きな特徴の一つは、基礎研究と応用・実用化の研究開発が極めて近いことです。』と話され、実際にご自身の主な研究対象である『金属内包フラーレン』についても創製から評価、量産技術の開発や実用に向けての研究まで行われています。
インタビューでは、先生のフラーレン研究においてどのようにSPring-8が活用されているかという点から、フラーレンやカーボンナノチューブの発見・開発の歴史まで、先生ご自身の研究背景と共に伺います。

篠原先生のインタビューは、3月中旬に公開です。お楽しみに!

カテゴリお知らせ投稿日2013年2月22日 09:29