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研究者インタビューのお知らせ! − 住友ゴム工業(株) 岸本 浩通氏 −

研究者インタビューのお知らせ!
− 住友ゴム工業(株) 岸本 浩通氏 −

低燃費タイヤマーク 皆さんは、このマークを知っていますか?
 このマークは、【低燃費タイヤ】であることを日本国内の消費者の皆さんに判り易く示す為、2010年1月から使用開始された国内統一マークです。【低燃費タイヤ】とは、タイヤの性能を左右する『転がり抵抗性能*1)と『ウェットグリップ性能*2)の2点において、高性能を発揮するタイヤのことです。
 高性能な低燃費タイヤは環境への負担を低減することから、現在、タイヤ業界では、少しでも高性能なタイヤを開発する技術が競われています。

岸本氏 今回、お話を伺ったのは、住友ゴム工業(株)の岸本 浩通氏です。岸本氏は、SPring-8を使って、低燃費タイヤ・【エナセーブPREMIUM】の開発に関わられた研究者です。同製品は、住友ゴム工業(株)が手掛けるタイヤ*3)の中で、【低燃費タイヤ】マークの最高ランク(*2012年9月現在)を獲得したタイヤで、2011年12月の発表当初、その先進的な開発技術が業界の注目を集めたタイヤです。
 業界の注目を浴びたその開発技術は、『4D NANO DESIGN(フォーディーナノデザイン)』と呼ばれるもの。SPring-8をはじめ、国内最先端の装置とタイヤの素材を追及する研究が駆使された驚くべき材料設計技術です。
 岸本氏は、『人にも環境にも優しいタイヤを作りたい、と日々の研究で考えています。ただ、安全性や低燃費性に加え、環境的な問題をクリアするなど、全てを満たす素材はなかなかありません。そこで、まず私達は、材料の分子構造を探り、その構造を変化させることで、これまでのタイヤの良い所を残しつつ、より理想に近いタイヤを作りだす努力をしています。』と話されます。

 インタビューでは、高性能な低燃費タイヤを産んだ先進的な技術の中身を中心に、開発を支える企業研究者の思い、タイヤ材料の開発の難しさ、またそこから生まれる可能性なども伺いました。私達の身近にあるタイヤ。その研究の実際と研究者の素顔。

 岸本氏のインタビューは、SPring-8チャンネルで11月末に公開予定です。お楽しみに。

 

*1)『転がり抵抗性能』は、進行方向と逆向きに働く抵抗力を示し、高性能になるほど小さくなります。
*2)『ウェットグリップ性能』は、タイヤが濡れた路面を捉える力を示し、高性能になるほど制動性能が良くなります。
*3)住友ゴム工業(株)さんは、ダンロップ、ファルケン、グッドイヤーと言ったブランドのタイヤ事業に関わられています。

SPring-8での岸本浩通氏に関連するその他情報はこちら
SPring-8NEWS63号
2012年度SPring-8施設公開の科学講演会動画「環境対応低燃費タイヤの新材料開発技術」
こちらもぜひご覧ください。

カテゴリお知らせ投稿日2012年11月 5日 10:12