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SPring-8研究者インタビュー第4弾のお知らせ! - 京都大学 物質-細胞統合システム拠点 北川 進先生 -

SPring-8研究者インタビュー第4弾のお知らせ!
- 京都大学 物質-細胞統合システム拠点 北川 進先生 -

北川先生 10月に公開されます、SPring-8研究者インタビュー第4弾のお知らせです。
 今回お話を伺ったのは、北川 進先生(京都大学 物質-細胞統合システム拠点 副拠点長/教授)です。
 北川先生は、錯体化学に関する研究について優れた業績を上げられたとし、2011年春、紫綬褒章を受章されました。紫綬褒章は、学術、芸術等の分野の功労者に贈られるものです。

 錯体とは、さまざまな結合で形成された分子を総称し、金属と非金属の原子が結合した構造を持つ化合物を金属錯体と言います。これまで錯体は、その構造自体を形成する原子の特性が注目され、この特性を利用した研究が競ってなされてきました。
 しかし、北川先生は、今までどの研究者も目を向けなかった『錯体の構造が形成する“孔(あな)”』に着目し、多孔性金属錯体として、錯体化学の中でその孔を利用する研究領域を開拓されたのです。構造のみを注目されていた錯体とは異なり、これまでだれも目を向けなかった『構造が形成する孔』を注目された錯体(多孔性金属錯体・PCP)は、北川先生の新たな発想のもとにみるみるうちにその可能性を広げ、今ではこれまでの科学だけでは難しいと考えられていた社会的な躍進を期待され、あらゆる分野で注目される存在となっています。

 インタビューでは、先生が考える多孔性物質の可能性や、研究をされるうえで先生が大事にされているポイントなどを伺い、先生が考える、新しい科学が拓きうる誰も考えなかった新しい未来の姿まで伺う事が出来ました。
 『みんなが注目していること、誰かが成功したことに倣う(ならう)事は簡単で、それなりの結果は望めます。が、それでは絶対に“一番”にはなれません。』と北川先生は話されました。人と違う視点で物事を柔軟に捉えることの大事さ。自分の中に何か一つ軸を持って考えること。先生のお話は、先生の研究される多孔性金属錯体の特性にどこか通じるようにも感じます。

 今回の研究者インタビューは、10月中にSPring-8チャンネルにて公開予定です。お楽しみに!

カテゴリお知らせ投稿日2011年10月 5日 13:19